二酸化炭素と原子力発電

2015.8.14付けの毎日新聞に 「原発交付金:3兆円 40年間、新増設促す」という記事が載っていた。

交付金電気代に税金を上乗せし、地方の公共事業などに充てる「電源3法交付金制度」で、国から全国の原発立地自治体などへ支払われた交付金の総額は1974〜2013年度までに、初年度(74年度)の交付金は10億円だったが、右肩上がりに増加して、約3兆円に上ることが判明。11年度は原発事故を受けて健康確保事業に使途を拡大したため、突出して2000億円近くに達している。これらの大部分は原発受け入れ迷惑料だとのこと。その負担は電気代に上乗せされる税金で、1世帯当たりでは推計月113円の負担になる。
経済産業省は停止中の原発の稼働率を一律81%とみなして交付してきたが、今後は停止中原発への交付を減額する方針。現時点1基も稼働していないので当然であるが、地元の方は稼働していないから納付金をカットすることには迷惑料ということから納得はできないと思う。原子力発電政策にいかに無策で湯水のごとくお金を使っているかがよくわかる。

“二酸化炭素と原子力発電” の続きを読む

株式会社設立がこんなに簡単にできるとは

昨年5月に個人事業主を登録し、9月からEC通販を始めてこの2月はじめて青色申告をしました。青色申告で65万の控除を受けるには、帳簿は複式簿記と決算はB/S、P/Lが必要ですが、青色申告用ソフト(青色申告スマート)を使って確定申告をしました。
その間、やはり個人事業主では信用がなく、システム受託開発では契約ができず、他社にお願いして開発をしました。本年度に入ってシステム開発とは別なビジネスの話があり、株式会社化が必要になり、会社設立することにしました。
いままで会社設立(特に株式会社)は定款の作成、資本金、事業計画などハードルが高く、自分はできないと思っていました。有限会社でも資本金は300万以上(新会社法では無くなった)、株式
会社は1000万以上、取締役3人と監査役の選任など必要だったのが、2006年新会社法で株式会社手続きが簡素化され、①1円の資本金で設立が可能、②取締役1人でも可能など誰でも簡単に会社を作れるようになりました。
会社設立に必要な費用は、公証役場の
定款印紙代4万、定款認証手数料5万2千円、法務局の登記登録免許税15万の合計24万2千円(これ以外に取締役分の印鑑証明書1通300円、謄本1通600円)かかります。
定款印紙代の4万円は電子認証にするとかからないことがわかり、合計20万少しで会社設立ができることから、電子認証のやり方をネットで調べてみました。 “株式会社設立がこんなに簡単にできるとは” の続きを読む

電子書籍を作ってみよう

こんなに簡単に電子書籍が出版できるとは驚きです。

先々週末ある友人から、電子出版したいがどうすればできるかという相談がありました。この方は学校の先生をしていた時に取りまとめた中・高生向けの勉強法(約60ページ)を電子書籍として作りたいとのことでした。
それまでにもある方からも相談があり、画像の多い子供向けの絵本を電子書籍したいという話があり、その時は無料で利用できるMacの電子出版作成ソフトのiBook Authorを紹介しました。
それまでは電子書籍については、電子出版をしているところがAmazonKindleとか楽天のkobo、iTuneのiBookぐらいしか知りませんでした
“電子書籍を作ってみよう” の続きを読む

3月3日雛祭りの砧公園

3月3日は雛祭り。午後2時過ぎ、時々薄日がさす寒い天気。
久しぶりに砧公園に行ってみました。2年前の1月このサイトを立ち上げて、初めての年の3月22日に投稿した砧公園のこぶしと桜が同時開花した以下の写真でした。

手前のこぶしはまだつぼみでした。 “3月3日雛祭りの砧公園” の続きを読む

ドローン(無人機)

この頃よくドローン(drone)を耳にします。
Wikiぺディアでは、無人航空機、人が搭乗していない航空機のことと書かれています。
昔ラジコンと言って、無線操縦の小型模型飛行機を飛ばすのが流行っていましたが(今でも愛好者はいますが)、最近はさらに進化して、スマフォを使ったヘリコプタータイプの無人飛行機が話題になっています。ヘリコプターは普通1つ(メインロータ)のものと2つのプロペラ(メインロータとテールロータ)で、操縦は難しいですが、ドローンと呼ばれるヘリコプターはプロペラが複数あって(4つとか5つとか、マルチコプターと呼ばれています)、1つまたは2つのロータのものに比べて、安定感があり操縦もし易く、また簡単に空中で静止状態とすることもできるようです。
ラジコンが単に飛ばして遊ぶというものから、ドローンは高性能カメラを付けて空撮するとか、空中から種や農薬を散布するとか、GPS機能を利用して自動飛行できるなどその用途は拡大しています。現状は鉄道やトラックなどを利用した貨物輸送が主流ですが、この宅配作業をドローンが担うということも検討されているようです。通販でほしい商品を注文すると指定された日時にドローンで自宅まで運んできてくれるということも夢ではありません。 “ドローン(無人機)” の続きを読む

Raspberry Pi 2にWindows 10(無償提供)が使えます

この記事を投稿してからすぐにRaspbberyPi B+を購入しました。A+は20ドルで安かったのですが(日本ではRS onlineが販売しています)、USBポートが1つとメモリが256MBでしたのでのB+としました。MicroSDカードは16Gを購入、インストールは簡単でLinuxベースのRaspbianとしました。GUIにしてブラウザでインタネットが繋がります。
そして数日前、すごい記事がでました。
RaspbberyPi 2 Model Bが発売。RS Online(http://jp.rs-online.com/web/p/processor-microcontroller-development-kits/8326274/)で4634円(税込み)で販売しています。
メモリが1GBに(B+は512MB)に拡張、従来の6倍の性能(4コアCPU)。さらにすごいのは、この春から夏にかけて発売が予定されているWindows 10がこのRaspberryPi 2に無償で提供されるそうです。5000円程度でWindows 10が使えます。発売されたらすぐに買ってみたいと思っています。

関連ブログ:コンピュータがなんと20ドルとはすごい

コンピュータがなんと20ドルとはすごい

最近おもしろい記事を見ました。
ラズベリー・パイ(Raspberry Pi) A+が20ドル(日本円で2千300円程度)。
果物と思いきや、小型シングルボードコンピュータだそうです。
昔(今でもあるようですが)、Z80(8ビットマイコン)というマイコンキットでBASICを走らせたことを思い出します。
Raspberry Piは英国のRaspberry Piファウンデーションが発売しており、最新バージョンの
A+が最近発売されました。サイズはクレジットカードより少し小さいながら
CPUはARMプロセッサーを搭載、OSはLinuxベースにしているため、どんな言語でも利用できるそうです。メモリは256MB、内蔵ストレージはなくカードスロットからのマイクロSDメモリカードを接続、USB2.0接続、ディスプレー(HDMI)接続、音声出力もできる本格的なシングルボードコンピュータとなっています。ネットワーク接続(イーサネット)はA+はできない(オプションをつけるかB+を利用すれば可)。 “コンピュータがなんと20ドルとはすごい” の続きを読む

本当に地球温暖化の原因は二酸化炭素なのか

世田谷区のあるクラブで先般、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書についての発表がありました。
この報告書によると、次の3つからなっている。

①    気候システムの観測された変化
気候システムの温暖化については疑う余地がなく、大気と海洋は温暖化し、雪氷の量は減少し、海面水位が上昇し、温室効果ガス濃度は増加している。温室効果ガスとは二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素などである。
世界平均地上温度は1880年~2012年の期間に0.85℃上昇した。
過去20年にわたり、グリーンランド及び南極の氷床の質量は減少、北極の解氷面積は減少している。
世界平均海面水位は1901~2010年の期間に0.19m上昇した。

kionjousyou

②    気候変動をもたらす要因
1750年以降の二酸化炭素の大気中の濃度の増加は、地球温暖化に最も大きく寄与している。

③    将来の世界および地域における気候変動
温室効果ガスの継続的な排出は、気候システムのすべての要素に温暖化や変化をもたらす。気候変動を制限するためには、温室効果ガスの排出量の大幅かつ継続的な削減が必要となる。
世界平均気温の上昇に伴って、中緯度の大陸のほとんどと湿潤な熱帯域において、今世紀末までに極端な降水がより強く、頻繁となる可能性が非常に高い。
2081~2100年における世界平均海面水位の上昇は0.26~0.82mの範囲に入る可能性が高い。
二酸化炭素の累積排出量と世界平均地上温度の上昇量は、ほぼ比例関係にある。

続きを読む

電話機の歴史としくみ

電話といえば、今は携帯電話のことです。昔(明治21年)に初めて東京・熱海間の長距離固定電話の実験が始まってから125年、スマートフォンをはじめとするディジタル無線式が一般的です。
固定電話もインターネットを使ったIP電話になっています。電話局も昔は馬鹿でかい交換機からルータを使った設備に変わりスペースも大幅に小さくなっています。
本投稿は電話機の歴史としくみについて、地域の活動で発表したものです。

Tel5

本当に原子力発電の発電コストが一番安いのか

福井県の大飯原発が定期検査のため9月16日ストップし、国内の原発50基すべてが運転停止となります。一方で原子力規制委員会の安全審査を受けて12基が再開の準備をしています。電力会社は原発が止まると、発電コストの高い火力発電に切り替えると電気料金がさらに上がると報道しています。

下の表はエネルギー白書(2010)の発電単価表です。総合エネルギー調査会と若干数値が違いますが、キロワット時は原子力が5~6円、火力(LNG)が7~8円、水力が8~13円、風力が10~14円、太陽熱が49円となっています。この数字だけみると原子力が一番発電コストが安いことになっています。建設コストは原子力100万KWと50万KWの火力発電のキロワット当たりのコスト30万円と同じとなっています。 “本当に原子力発電の発電コストが一番安いのか” の続きを読む