「ただ」の雑誌(月刊誌)のすすめ

この世で「ただ」ほど怖いものはない、とよく言われますが、確かに安易に相手の口車に乗ると大変なことになることは一度は経験があると思います。

フリー雑誌(無料)はPR紙などいろいろありますが、中でもリクルートの「R25」はよく読んでいます。発行日に駅やコンビニに行ってみるとすでになくなっていることがよくあります。最近はiPadのアプリのR25で読んで楽ですね。もう一つ、東急の「SALUS」は特集で面白い記事が時々出ており重宝しています。

さて、今回の「ただ」の雑誌(月刊誌)はこの3年ぐらい前から読んでいます。

別表の月刊誌は主として出版会社が新書のPRも兼ねて100円~200円で発行しています。私の知っている月刊誌は20ぐらいあり、毎月だいたい15冊ぐらい読んでいます。それぞれ特徴があり、ジャンルも多岐にわたっています。

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新刊書の紹介記事の他、エッセー、小説、ドキュメンタリーや対談など面白そうな記事をかたっぱしから読めるのはいいですね。いままで推理小説はあまり読んだことはありませんでしたが、月刊誌で読みはじめて好きになりました。値段は一応ついていますが、大きい書店では値段を消して、ただで置いています。確実に入手したい場合は年間定期購読申込みすれば1000円~2000円で送ってくれます。「ただ」で読むには発行日からすぐでないと無くなってしまいます。現在私は昼休み時間に東京駅近くの丸善によく寄ってもらってきています。読めなかった月刊誌の内、一部は図書館にも置いているので利用しています。この月刊誌で連載されたものがよく単行本になっています。蓮池薫さんの「拉致と決断」も新潮社の月刊誌「波」に連載されたもので、毎回次号が待ち遠しいぐらいでした。中村うさきさんと脳研究者池谷裕二さんとの対談も笑いころげました。こちらも新潮社から「脳はこんなに悩ましい」という単行本で発売されています。現在連載が続いているもので楽しみにしているものに、朝日新聞の「一冊の本」連載のロシア通の元外務省主任分析官の佐藤優さんと魚住昭さんとの対談「ラスプーチンかく語りき」では佐藤優さんの分析力はすごいといつも感じています。小学館の「本の窓」の菅原文太さんの対談も毎回楽しみです。

「ただ」といえば図書館でも借りれますが、月刊誌は何と言っても、今動いている世界の新しい情報といろんな人の考え方をいち早く知ることができる楽しみがあります。もちろん知るだけではなく、それをどう受け止め、それをどう実行していくかが大事ですが。

皆さんも「ただ」の雑誌月刊誌を読みませんか。お金を使わずこんなに楽しいことがある、今の世の中、無い無いと不足を数えるのではなく、捜せばいろんなことができます。さあ、楽しみましょう。

学びについて

一昨日は、あるIT会社(品川)のセミナーで「クラウド時代におけるIT部門のあるべき姿」というテーマで、話を聞いてきました。また本日は大手Sierのカンファレンスに参加しました。話を聞いて、両方に共通することは、「学び」でした。最初の方のセミナーでは、4人の会社で昔では考えられなかった広範囲な活動をされているのに驚きました。資金がなくてもネットを利用して、無料に近い費用で、いろんなことを試し、そして検証(できるかどうか机上ではなく、実機で確認)ができ、新しいことを学ぶことができる世の中になってきているが、それを知らない、または知っていても取り組もうとしないのはもったいないと話されていました。本日のなでしこジャパンの監督の佐々木則夫さんの講演でも「学ぶこと」の大切さでした。世界一になっても奢り高ぶらず、相手チームから学び、選手達から学び、社会から学ぶ、この姿勢が世界のなでしこにしたのだとわかりました。以前読んだ仲築間卓蔵さん(元テレビプロデューサ)の本の中で、「私には老いということばはない」という言葉が浮かんできましたが、本当に死ぬまで、学び続けることを苦痛でなく、楽しいものにしたいと思います。

もうひとつ、佐々木監督が「成功の反対」は「失敗」ではなく、「チャレンジしないことだ」というフレーズも印象的でした。