2年前、友人からの依頼で、AmzonのKDP(Kindle ダイレクトパブリッシング)から2冊電子出版をし、Amazonで電子書籍をつくって見ようという記事を書いた。
そして1ケ月前、その友人から、スマフォで閲覧すると字が小さすぎて読めない、他のAmazon書籍では文字の拡大ができるのにとの苦情があった。
そこで調べてみると、以前作成した時は Amazonのmobi形式に変換するツール(Kindle Kids’ Book Creator)があったので、それをダウンロードしてWord→PDF→mobiに変換して作成し、ページも振って紙の本と同じイメージ(固定レイアウト)にした。
いろいろ情報を収集してみると、リフロータイプがあるようで、これで作成すると、以下のような利点があることがわかった。
①閲覧者が自由に文字の大きさや背景色等の変更ができる。
②Word文書から一度PDFに変換してMobi(Amazon電子書籍形式)にしなくてもWordからダイレクトにアップロードができる。
③リフロータイプは、Word文書にページを振るのではなく、目次の各項目をWordのブックマークとハイパーリンクを使って紐づけをする。これによりページ振りがいらず直接そのページにジャンプできる。
今回作成して気付いたことは、
①目次が章だけなら問題ないが、章、節、項と三層にもなっている場合、アウトラインで作成していないと、見かけはきちっとそれぞれそろって見えてもアップロードして確認してみるとデコボコになっている場合がある。
2層以上の場合は必ず目次はアウトラインで作成する必要がある。
②以前は個人でAmazonの電子出版をする場合の一番のハードル、米国の個人納税者番号( TIN)、または雇用者番号(EIN)の取得で必要であったが、現在は日本国内だけの販売であれば不要となっている。
③Amazonには電子出版するための各種ツールがいろいろ用意されており、さらに簡単に電子出版ができるようになっている。今回、目次も自動作成してくれる書籍設定ツールKindle Create を使ってみたが、まだベータ版なのか日本語用には使えるレベルではなかった。
④電子書籍で閲覧できる機器が、PCだけでなく、スマフォ(それもAndoroid、iOS)、タブレットといろいろあり、それぞれ表示が微妙に異なることから確認が大変。